空をみあげて展-備忘録

空をみあげて展-備忘録

《とき》:7/2(金)~7/13(火) 7日(水)・8日(木)・14日(水)・15日(木)お休み 11:00~19:00 最終日17:00まで
《ところ》:ART HOUSE 2Fgallery
https://art-house.info/

水彩やアクリルガッシュ、鉛筆、墨などアナログな絵とデジタル彩画、3D絵など、様々な技法で活動している作家さんたちと、360度動画を使った展示をします。原画と共にQRコードを用いた虚実一緒の展示です、どんな事になるか分かりませんが、楽しく、新しい事に向かえたらいいなと思っています。

月1回、作るひとたちとのzoom会を経て色々調べたことを記し参考になるよう、忘備録として残してゆきます。模索研究という側面を持った会でしたので、迷いも寄り道も沢山あり取捨選択しながらの1年でした。少し分かりにくい構成になっていますがそのまま纏めています。そのうち纏めのページを作ろうと思っています。

全天球イラストという表現がとても面白くて、、

2019年ART HOUSE新春アート駅伝_しりとり展お題「プラネタリウム-旅猫と星の路-」にて展示期間中の宙図を360度動画で作りました。QRコードを読んで空に向けてスマホをかざすと、星座を覗いているように見えました。

全天球イラストという表現がとても面白く感じ作ってみたのですが、作品をギャラリーで展示するとなると様々な問題があり、結局youitubeの360度動画を利用するのが誰でも手軽に利用&楽しめるのかなと思い至りました。

モノ作りする人たちが心に持っている世界が広がって、画廊に来られる人、遠くで繋がってる人、沢山の人と共有シェアできたらと思っています。

『空を見上げて展』の展示方法、何を準備したらいいか

展示の為に用意するものは↓の2点です

  • 360度動画作品をアップしたyoutubeのURLを埋め込んだQRコード
  • 動画作品の元になった原画や撮影小道具またはアートボード

来場者は、会場に設置されたPCにて自由に動画をフリックしたり、手持ちのスマホでQRコードを読み取って、VRの世界を愉しみつつ、アートパネルやプロフィールボード、小道具原画などから作品の制作過程をより深く知り楽しんで頂きます。ではひとつづつ工程を追ってゆきます。

ここでは主にアナログ絵から360度動画を作る方法を説明しています。
UnityやBlenderで制作される方は展示方法の項目のみご覧ください。

作業工程 – アナログ絵→360度動画→ギャラリー展示

工程 1.)アナログ絵/イラスト/動画素材をつくる
工程 2.)360度動画の元になる全天球イラストを作る phtoshop/クリスタ等々
工程 3.)動画の編集をする adobeのPremiere/CyberLinkのPowerDirector 等々
工程 4.)VRモードで書き出した動画をYoutubeにアップ
工程 5.)ART HOUSE Youtubeチャンネルにてプレイリスト化
工程 6.)ギャラリー展示

エレメンツで作る全天球イラストのつくりかた

では、素材をつくってゆきます。
・youtube360度動画は4K(3840×1920)だそうで、横長で原画を作成します。
・フォトショップCCやクリスタには360度全天球イラスト状態で作画する機能がありますが、
フォトショップCC以前のCSナンバーやエレメンツで作画する場合は極座標を使って同じことが出来ます。

2019年に制作した「プラネタリウム」を作った時の方法を順に記します。

工程1.)フォトショップで近景レイヤーと猫レイヤー、背景の空レイヤーを作る。

このままyoutubeの360度動画にすると天井と床に歪みが出て綺麗じゃないので、修正したい、、↑

工程2.)歪んだ天と地は極座標を使って綺麗に修正します。

画像を1:1の正方形にして、極座標変形させた後に修正を加えてゆきます。

正極座標で表示した画像に、別で用意した天用のイラストと床用のイラストを貼ってもいいし、直接修正を描き加えても良いです。↑の図では、背景になる宇宙に、別で用意した星座を合成しました。
これで、360度動画で見上げたときに星座が見えるようになりました。

床(猫の足元)も同様に作ります。

工程3.)極座標から元のサイズに戻したところです。極座標で天の中心にあたる部分が伸びた形で展開されています。360度全天球イラスト仕様になりました。

360度動画にして見え方の確認をしました。天井のゆがみも修正されています。
このページ先頭に実際の360度動画を貼っていますので、どんな風に見えているか実際に動かしてみて下さい。

フォトショップCCで作る全天球イラストの作り方

フォトショップCCでは、先に説明した極座標の他に3D球パノラマ編集で全天球イラストを作る事ができます。どちらも描き方と見え方に癖やコツがありますので、合う方、または両方を使って作画します。

それぞれの違いを動画にしました↓
3D球パノラマ0~20秒 /極座標~40秒 /Premiere~60秒

では作り方です。 参考動画のイラストで説明します。

4K 3840×1920のイラストを用意して
◇メニュー→3D→球パノラマ→選択したレイヤーから新規パノラマレイヤーを作成 球パノラマの画面になります。この画面をグリグリ動かしながら描きこみ&修正します。

レイヤーで画像の配置も出来ます。今回はこの3つの画像を追加で貼りました。

レイヤーを分けた時は必ず球パノラマ画像に合成します。

完成したらjpgに書き出す。
◇3D→球パノラマ→パノラマを書き出し
以上です  

冒頭の360度動画では、極座標、球パノラマ、動画ソフトのPremiereで作ってみたので、どんな風に見えているか実際に動かしてみて下さい。後から貼り込んだ画面中央のロゴは特に違いがありました。天井と床部分以外は予めベースのイラストに入れてしまった方がよさそうです。    

フォトショップCCでの球パノラマを作り方、とても詳しく説明されているサイトを2つシェアします↓

動画ソフトでの編集作業について

360度動画全天球イラストの素材が完成したら、ここからは動画編集に移ります。
After Effects/Premiere/CyberLinkのPowerDirector等々
動画編集ソフトのVRモードで4K(3840×1920p)のコンポジションを作って編集します。


動画の最初にタイトルと作家名を表示させて下さい。
・タイトル
・作家名

・動画編集が終わったらyoutubeに360度動画でアップロードします。
このあたりの説明をざっと読んでおくといいかもしれません↓
参考:アップロードする動画におすすめのエンコード設定
参考:youtube360度動画のアップロード

・フリーの動画編集ソフト等で動画を作る場合は、youtubeの公式アプリで360度動画のメタデータを追加して、アップロードしてください。
作り方について詳しく説明されているページをシェアします↓

youtubeチャンネルを初めて作る場合はこちらを参考に。
作り方について詳しく説明されているページをシェアします↓

QRコードの作成はこちらのページがわかりやすかったのでシェアします↓

ギャラリーでの展示と上映の仕方

いよいよ展示の準備です。

1.参加作家は自分のyoutubeチャンネルにアップした動画をARTHOUSEへ伝え、URLをQRコードにしてキャプションに印刷します。
2.壁面展示の為に動画のシーンを使ったアートボード、プロフィールを用意します。
3.ARTHOUSE側は各作家の動画作品をプレイリストにしてパソコンにてループ上映します。

メモ タナベサオリ-制作・DM・ポスター/展示会の準備

ワタシ自身の制作を別ページで書いています。

360度動画をもっと楽しむための道具

詳しいサイトをシェアします

スマホでVR動画をみる方法

360度動画がとれるカメラ

360度動画+クラフトで楽しむ ハコスコ

360度動画できました -ART HOUSEプレイリスト完成-

2020年8月10日から2021年6月25日まで約1年間のzoom会+snsを使っての企画制作でした。
zoom環境を整え、SNSでの連絡を整え、いろんな事を準備していった1年でした。雲をもつかむようなところから面白そうというワードを胸に月1回のzoom会を重ねてゆきました。形が見えてきた後半からは一息に制作が進んで爽快でした。またこのような機会に巡り合えましたらまた色々やってみたいですね。

ありがとうございました。

ARTHOUSE-youtube-プレイリスト『空をみあげて』
https://www.youtube.com/playlist?list=PLSBaIaP1zBk_iTlb7dyRe1XH5wD6zgqC2